口腔内漢方は[口腔漢方]

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日本口腔内科科学研究会

口腔漢方とは? 口腔内科医が推薦する!漢方で「口腔健康家族」
なぜ漢方が口腔内にも良いのか?
体の免疫力が落ちていれば体の一部である口腔内にも当然症状(口内炎・歯周病疾患など)が表れます。現代の歯科治療は外側から治療することばかり考えられていますが、漢方で体の免疫力を高めることを同時に行うことにより、口腔疾患に良い影響を与えることに注目しています。
ここで漢方についての基本情報を少し

漢方医学とは 漢方医学の基本には『良医は未病を治す』という言葉があります。「未病」とは「健康と病気の間」を指し西洋医学では病気と診断されないものも漢方では対処法があると考えられています。その対処法とは生活改善・体質改善を促し、発症を遅らせ、生体がもっている回復力や免疫力を高めることです。

漢方薬はオーダーメイド医療 漢方薬は草根木皮、動物生薬、鉱物生薬を決められた方法により一定の量ずつ組み合わせた薬物です。 患者様の自覚症状を重んじ、症状をつぶさに診断し「証」を決定する、いわゆる「オーダーメイド」の治療だといえます。

エキス粉末と煎じ薬の相違
エキス粉末と煎じ薬の相違漢方薬は本来、生薬を煎じ薬として飲むか、生薬を粉に引いて散剤として飲みます。もしくは生薬末を蜜蝋で固めて丸薬にして服用してきました。現在、保険で使われている漢方薬は、生薬を煎じた液から水分を蒸発させ乳糖などに絡めて作った、いわゆるエキス粉末漢方です。コーヒー豆を引いて入れたコーヒーが煎じ薬とすれば、インスタントコーヒーがエキス粉末漢方といえます。エキス粉末漢方が作られたおかげで煎じる手間がなく、気軽に薬が飲めるということから爆発的にエキス粉末漢方が使われるようになりました。しかし、エキス粉末漢方は煎じ薬や丸薬と同じ効き目かということです。じつは煎りたてのコーヒーとインスタントコーヒーの味が違うように作り方によって、効果が全く違ってきます。
漢方薬の飲み方は?
漢方薬の飲み方は?漢方は煎じるタイプの漢方薬処方をお勧めしています。それは、もっとも薬効成分が出やすく効能効果に優れている!からです。「煎じる」という意味は、薬を水などで煮て、その成分を抽出することです。

自然の生薬をじっくりと煮出してそのまま服用するのが煎じ薬です。

煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲みます。 毎日もしくは飲む時に煎じ、その日のうちに飲むのがよい。1日2~3回。 食前(食事30分前を目安)または食間(食事と次の食事の間の空腹時間) に服用するのが原則です。 漢方薬の飲み方は?

空腹時に服むのが一番吸収が良い。

煮出した直後の新鮮な薬は、その味や香りにも効果があるため、粉薬や錠剤に比べ、よりよい薬効が期待できます。 ティーバッグになっているのでお湯さえあれば簡単に振り出して服用でき、一回一袋使いきりなので携帯に便利。(漢方薬はお茶ではなく薬ですので、決められた量以上の服用はやめましょう)

漢方に副作用はあるの?
漢方に副作用はあるの? 漢方薬は、生薬を主体に使用していますので副作用がないと一般的には考えられています。事実、めったに副作用は起こらないものですが、処方によっては、まれに副作用のような下痢・嘔吐・むかつきなどがある場合があります。
この場合は一時中止されご相談下さい。
また、漢方には上記の副作用と似ていて、実は副作用ではないという反応があります。これは瞑眩(メンゲン)といい治療中に漢方薬の効果があがり、治癒していく前の一時的な不快症状で、その後完全に回復します。 いったい副作用であるか、瞑眩(メンゲン)であるかという判断は普通は難しいと思います。そのため、下痢・嘔吐・むかつきなど症状が起きた後も、さらに2~3日注意しながら服用し、それでも発疹、吐き気、動悸、倦怠感などの不快な症状が依然として続くような場合には、副作用の可能性がありますので、服用を中止し主治医にご相談下さい。

引用:王の著者(医師薬出版) 日本歯科医師会のホームページ より

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